2008年09月25日

北野武×ビートたけし

近頃流行の素人監督が同じカットを4回も撮るっていうのは実に間抜けなことであって、どの絵が欲しいかってことが頭にないんだよ。 要するにインチキ画家みたいなもんで、紙に卵ぶつけてさ、その壊れ方が新しい美だとかほざいているだけだよ。ハプニングの結果狙いみたいなことをやっているといくらフィルム回しても終わらないぜ、無駄ばっかし作っちゃう。

本こんな時代に誰がした!
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2008年09月26日

北野武×ビートたけし

銃の発砲シーンを撮っている時に、血ノリのことでイライラしたことがあったんだよ。男が撃たれて壁に血ノリがついて、何カットも撮っているうちに血が乾いちゃう。で、小道具さんが何回も塗り直そうとしてくれる。中断しちゃう。こっちとしては役者のこの顔で早くいきたいのに、「スミマセン、ちょっと血ノリが」ってことになる。 仕事熱心なのはわかるけど、もし絵になった時に血ノリが乾いているかどうか気がつくようだったらそのシーンは撮らないほうがいい。

本こんな時代に誰がした!
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2008年09月27日

北野武×ビートたけし

バーチャルリアリティってのが若いもんの間で流行っているらしいが、あれって人間が完璧なものだったらゲラゲラ笑っちゃうようなシロモノでしょ。ところが、「いやあ、おもしろかった、怖かった」ってみんな喜んでいる。人間の感覚なんてものはそのぐらいいい加減なんだよね。客のほうが自分に都合いいように勝手に想像してくれる。そういう手前勝手のノリがないと映画なんてものは成り立たないんだよ。音楽で刺激され、映像で刺激されて客が泣いてくれる。全部ウソだよ。オレみたいなヘソ曲がりは、この役者、ひどく臭い芝居なんかやりやがってと思うから醒めちゃうけど、客のほうは金を払って、この野郎、わざとらしく泣きやがってなんてことは思わないでしょ、(略)映画の作り手としては、そういう客の期待を壊さずに楽しめるネタを与えてあげればいいんであって、それ以上のものを与えてやるのはよくないんだよ。

本こんな時代に誰がした!
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北野武×ビートたけし

今作っている映画でも、役者にいうのはなるべく演技しないでくれってこと。悲しい場面でも、悲しいんだろうなって客が推測するくらいで丁度いい。なにしろ客がいろいろ好きな色に塗りたいって思っているんだから、映像は塗り絵になっていれば十分なんだよ。

本こんな時代に誰がした!
posted by BB at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画撮影技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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