2008年09月19日

北野武×ビートたけし

オレらの世代の図々しいところは、小説家にしろ浅草コメディアンにしろ、それらが光り輝いた時代の一端にタッチできたってことがある。70年代前半、オレみたいなものでも浅草でコメディアンやっているって自負をちっとは感じられた。もうほとんどが火が消えかかっているんだけど、とりあえず燃えカスの匂いが感じられるところにいたわけだよ。 ところが、それはやっぱりツイてないっていえばツイてないんだ、最後の場面だから。大波が消える間際に居合わせて、消える波から元の大波を推測するしかない。恐竜の足跡の化石を見て、「昔はこんなにデカいのが確かにいた」って思うようなもんだ。 今や、その足跡すら消え失せて、オレより下の世代には想像すらできないんだろうが。

本こんな時代に誰がした!
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2008年09月20日

北野武×ビートたけし

フランス座に何年もいて下積みやっていて、体を壊さないでよく続けられたなって思うね。芸人仲間のかなりのやつが肺や肝臓やられたし、なかには死んだやつがいたし。 あの頃のオレの写真、見たくもないけどたまに見ると、げっそり痩せてほとんどシャブ中って顔してるもんな。 みんなと同じ生活をしていて死ななかったってことは、やっぱり強い体質ってことかな。昔は、アル中のストリッパーとかがいっぱいいたし。 浅草のストリップ小屋の世界を郷愁とか滅びの哀感とかのトーンで書く人がよくいるけどさ、実際は書かれてある以上にひどく悲惨なものだから。妙なロマンで色付けして書くのはよくないよ。周りから見るのと、芸人として生きた本人とはまるで違うんだから、周りのやつの思いを押しつけるのは失礼だって。

本こんな時代に誰がした!

本浅草キッド

本浅草フランス座の時間
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2008年10月21日

北野武×ビートたけし

浅草の演芸場という芸人臭のぷんぷんする空間が嫌いではなかったけど、その中にいるオレはヨソ者的な感じがあったんだ。中にいたけど、どこか退いているところがあった、どっぷり漬かっていたわけじゃない。もちろんどっぷり漬かっている人も沢山いたわけで、そういう人は非常におもしろい芸人ではあるんだけど、外の人からそうといわれなければ、おもしろいところがわからないんだよ。 どうしてオレがヨソ者的でいられたのか、自分でもわからないんだけど、そういう微妙なところでえらく運がいいんだろうな、そうとしかいえない。

本こんな時代に誰がした!



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