2008年10月02日

北野武×ビートたけし

許されざる者

復帰した芸人、じゃなくてガンマンって設定はあくまで映画のそれであってさ、日本の映画でも元ヤクザが生活に困って悪いやつの口車に乗せられ、ヤクザに戻って荒稼ぎに乗り出すってパターンがよくあるじゃない。つまり、アカデミー賞受賞作もB級ヤクザ映画も同じ定型に従ってはいるんだけど、『許されざる者』の場合、実になんともこれがいい味を出しているんだよ、こっちの胸にズシッと重くかぶさってくる凄さがあるんだもん、リアルな味っていうか、見事な映画になっているんだよ。 イーストウッドの演出力とテクニックってのは大したもんだ、非常にうまく仕上がっていると思うね。

CD許されざる者

本こんな時代に誰がした!




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2008年10月04日

北野武×ビートたけし

ソナチネ

ソナチネ』の主人公ってのがけっこうおもしろいキャラクターなんだ。 理屈をいうとき、「楽しく豊かな生活」ってのを唯一の目標にして頑張ってきて、差し当たってその目標が実現した時の空虚感ってのがあるわけで、そもそもどうして我々はここにいて生きなければいけないんだろうって疑いがせり出してきちゃった。(略)結局のところ、夢を見せられ生かされてきたんであって、自分が生きてきたという実感がないじゃないか。生かされはしているくせに、死ぬことは毛嫌いしてきてさ、よーく考えると生きることと死ぬことの差がどれだけあるんだろう。生きることがどれだけ嬉しいんだか、死ぬことがどれだけ罪悪なんだかわからない、この地球の上にいてよりいい生活を目指し、結婚して子供を作り働いて死んでいかなくてはいけない理由、根本的にいってなぜそうするのかがわからない、そういう気分って確実にある。『ソナチネ』の主人公ってのがその気分をかなり純粋に体現しているわけで、生きようが死のうがどうでもよくなっている。

CDソナチネ

本こんな時代に誰がした!



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